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精子を凍結保存するメリット

2020.12.1
お知らせ
生殖技術部門より

<精子の凍結保存>

精子は卵子や胚同様に一旦凍結して保存し、必要時に融解して体外受精に用いることができます。事前に精子凍結をする主なメリットは以下が挙げられます。

 ・出張など仕事の都合が合わず採卵当日に来院できないとき。

 ・精子が少なく、採卵して当日の精子だけでは足りない事態の回避。 

 ・がん治療や放射線治療、化学療法予定で治療開始前の妊孕性温存。

今回は、そんな精子の凍結保存方法について簡単にご紹介します。

詳しくは医師にご相談ください。

①採精(採精室)

精子凍結の実施が決まると、採精のご案内があります。院内採精では、防音構造を備えた専用の個室を使用していただきます。

②精子凍結~保存

精液を調整した後、保存用のチューブに分け、液体窒素の蒸気で凍結します。その後ケーンという固定用器具にチューブを取り付け、-196℃の液体窒素が入ったタンクで保存します。