メディアでも取り上げられてるように、今年も流行しています。
麻疹は感染力が非常に強く、妊婦が罹ると流早産に繋がる可能性があります。
風疹は男性の方が女性より3.3倍多く罹患しています。妊娠初期の妊婦が罹ると、赤ちゃんに心疾患や難聴、白内障などの先天性風疹症候群にかかる可能性が高くなります。
また、妊娠1ヶ月で風疹に罹患すると50%以上、妊娠2ヶ月で35%、妊娠3ヶ月で18%、妊娠4ヶ月では8%の確率で影響が出るといわれています。
麻疹・風疹はワクチン接種によって予防できる病気です。
ワクチン2回接種で抗体獲得率は約99%といわれています。接種率が低い、または未接種の年代の方もいますので、抗体検査を受け、抗体価が低い場合にはワクチン接種をお勧めします。国の対策として昭和37年4月2日から昭和54年4月1日生まれの男性を対象として無料で風疹抗体検査を実施し、HI抗体価:8倍以下の場合にMRワクチン1回接種を全国の自治体で行っています。
※厚生労働省「風疹の追加的対策について」はこちら(外部サイトにリンク)
ワクチン接種後は2ヶ月間の避妊が必要となりますが採卵は実施可能です。
当院の患者様も夫婦で抗体検査・ワクチン接種をされる方も増えてきております。当院でも抗体検査・ワクチン接種を行っておりますので診察医にご相談ください。
皆様が安心してマタニティライフを過ごして頂けるようスタッフ一同全力で予防に取り組んでいきたいと思います。